「セル ブロードバンド エンジン」を採用したビデオカードに期待


東芝は、超高性能MPU「セル」の中核技術を採用した「スパーズエンジン」のサンプル出荷を先月から開始している。主にパソコンや各種デジタル家電向けで高精細な映像でも再生や編集が容易にできるとのこと。

今回出荷の「スパーズエンジン」は、フルHD対応のMPEG-2、H.264のハードウエアエンコーダソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション3」に搭載されているMPUのコアを4個搭載している。8個搭載している「セル」に比べ、消費電力を低減し10ワット台に落としている。低消費電力ながら、パソコンや家電のMPUを補い、映像の圧縮や伸張を高速で処理できるとのこと。

これまでパソコン向けの画像処理エンジンというと、NVIDIAかAMD(旧ATI)がほとんどで国産の製品はなかった。日本メーカーのパソコンがいくら売れても基本ソフトやCUP、画像処理エンジンなどの主要ソフト・パーツを作っているのマイクロソフト、Intel、NVIDIAなどの北米メーカーにお金が流れるという構図だったが、やっと国産のエンジンが登場しようとしている。

NVIDIAやAMDのシェアを奪って行くためには、第1段の製品を出した後の継続的な性能アップ、新製品リリースが欠かせないが、是非ともパソコンのフィールドで勝負し、北米メーカーの牙城の一角を崩して欲しい。
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